諏訪観光協会と諏訪市貸船組合は16日、今季の諏訪湖観光の幕開けとなる「諏訪湖開き」を同市の湖畔公園で行った。市の商工関係者ら約40人が集い、神事と式典でシーズン中の安全とにぎわいを祈願。遊覧船の無料乗船会もあり、多くの観光客が湖上からの眺めを楽しんだ。
この日の諏訪湖は薄い雲があるものの、青空が広がる行楽日和。金子ゆかり市長は式典で「カヌー、ヨット、ボートなどができる諏訪湖は多くの人の楽しみの場。温泉などさまざまな癒やしも満喫してほしい」とあいさつした。
2歳から小学校6年までの4人の子どもや妻と遊覧船に乗った茅野市中大塩の会社員、両角秀則さん(50)は「船上は風が気持ち良かった」。
この日は、県ボート協会が下諏訪町漕艇場を発着点に第41回諏訪湖ロングレースを開催。中学生から70代までの愛好者160人ほどが約7キロのコースを1周した。諏訪湖のボート競技は同レースを皮切りに本格化する。