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童話の世界、温かいタッチで 原村で林明子さん作品展

信濃毎日新聞(2018年4月14日)

 原村の八ケ岳小さな絵本美術館は、作品展「こどもによりそうまなざし林明子の世界」を開いている=写真。絵本の取次会社が発行するカタログ向けに絵本作家の林さんが描いた表紙絵約40点のほか、絵本の原画、下絵など計259点が並んでいる。

 カタログの表紙絵は、グリム童話「白雪姫」や「ヘンゼルとグレーテル」をテーマにしたイラストやオリジナル作品など。童話の世界を温かみのあるタッチで表現している。

 「魔女の宅急便」など絵本11作品の原画や下絵、林さんが飼っていたウサギを主役に月刊絵本の付録に描いた1こま漫画8作もある。学芸員の沖村朋さんは「小さな頃に林さんの作品と出合った人は多い。新しさと懐かしさを感じてほしい」と話している。

 林さんは1945(昭和20)年東京生まれで、73年にデビュー。これまでに絵本にっぽん賞やサンケイ児童出版文化賞の美術賞などを受賞している。

 作品展は6月24日までの午前10時〜午後5時。火曜日と第2水曜日は休み。一般700円、中学・高校生400円、小学生300円。問い合わせは同館(電話0266・75・3450)へ。

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