福井県内ゆかりの怪談などを紹介する特集展=福井市の県ふるさと文学館

福井県内ゆかりの怪談などを紹介する特集展=福井市の県ふるさと文学館

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福井の怪談ゾクゾク読んで 県ふるさと文学館で特集展

福井新聞(2018年8月18日)

 夏の怪談シーズンに合わせた特集展「福井のこわい話」が9月12日まで、福井県福井市の県ふるさと文学館で開かれている。県内の伝説や怪談に基づく作品、福井ゆかりの作家によるホラー小説などの書籍や資料計24点を紹介している。

 夜叉ケ池(南越前町)の竜神伝説を描いた泉鏡花の戯曲「夜叉ケ池」、人魚の肉を食べて不老となった伝説が小浜市に残る八百比丘尼を題材にした加門七海さんの「環蛇錢(かんじゃせん)」などを集めた。薄井ゆうじさんの「首のない白馬」は、柴田勝家の亡霊伝説を基にしている。

 おおい町出身で直木賞作家の故水上勉さんの短編集「死の挿話」は、失踪した女性の死体をめぐる物語を収録。足羽山や北陸トンネルなど県内の怪談の舞台が数多く登場する雀野日名子さんの「山本くんの怪難」も並んでいる。

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