しなの鉄道(上田市)は9月23日、同社が運行する「115系」のうち、「初代長野色」など色が異なる3種類の車両を3編成9両連結した臨時列車を特別運行する。昨年秋、同社のファンクラブ「しなてつパートナーズクラブ」が発足して1周年を迎えるのを記念。通常、しなの鉄道で運行する車両数は朝夕の通勤時の6両が最多で、話題を呼びそうだ。
30日の記者会見で玉木淳社長が明らかにした。連結するのは、アイボリー地に緑と赤色の「初代長野色」、水色系の「長野色」、緑とオレンジ色主体の「湘南色」の車両で、いずれも鉄道ファンらに人気が高い。
運行時間、乗車可能な駅など詳細は9月初旬に発表予定とした。しなの鉄道線の屋代―小諸間を運行し、一般の乗車切符で利用できる。現在約800人が登録するパートナーズクラブ会員限定のグッズ販売なども予定しており、同社は「会員の掘り起こしにもつなげたい」としている。