色鮮やかな約180点が並ぶ福井菊花芸術展=10月27日、福井県福井市の県護国神社

色鮮やかな約180点が並ぶ福井菊花芸術展=10月27日、福井県福井市の県護国神社

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菊花鮮やか大輪180点 福井県護国神社で「芸術展」

福井新聞(2018年10月28日)

 福井県内の菊花愛好家でつくる福井秋芳会の第100回福井菊花芸術展(福井新聞社共催)は10月28日、福井市の県護国神社で始まる。出品作品約180点の審査会が27日開かれ、総合優勝の福井新聞社長賞に渡辺芳男さん(福井市)、総合優等賞の県知事賞に松田美智和さん(同)が選ばれた。11月3日まで展示する。

 70~80代の会員18人が大菊7本仕立てや懸崖、盆栽などを出品。白や黄色、紫色の鮮やかな大輪が並ぶ。今年2月の大雪でビニールハウスが倒壊したり、夏の猛暑で菊の背丈が伸びづらかったり、相次ぐ台風のたびに菊を避難させたりと栽培に苦労する中、丹精して虫よけなどの世話をしてきた成果を披露。七五三で神社を訪れた家族連れらが「きれいだね」と話しながら見入っていた。

 同展は開催100回の節目を迎えたが、20年ほど前は約80人いた会員は約20人に減り高齢化も進む。昨年の日本菊花全国大会特作花壇の部で日本一の内閣総理大臣賞に輝いた会長の武蔵力(つとむ)さん(福井市)は「花が咲いたときが何よりの喜び。優れた作品を見てもらい、新しい会員を増やしていきたい」と話していた。

 会員が育てた菊花の一部を即売する。

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