増設された木道の長さなどを確認する諏訪市教委の職員ら

増設された木道の長さなどを確認する諏訪市教委の職員ら

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車山湿原の木道970メートルに 18年度の増設完了

信濃毎日新聞(2018年11月22日)

 諏訪市教育委員会は本年度、霧ケ峰高原の「車山湿原」に約100メートルの木道を増設し、21日に完成検査をした。市教委は、湿原の植生を保護したり、散策する人の転倒を防いだりするために2001年に木道の整備を始め、総延長は約970メートルになった。

 木道は幅約90センチで県産のスギの間伐材を使った。事業費594万円の45%は県の補助金で賄った。来年度もさらに約100メートル延長するという。

 この日は、市教委職員らが設計通りかどうかを巻き尺を使って確認した。担当者は「石が多くて歩きづらい場所だったが、利用しやすくなった。6月ごろにはレンゲツツジがきれいに咲くので、訪れる人にぜひ楽しんでほしい」と話していた。

 車山湿原は広さ約8・3ヘクタールで、同じ霧ケ峰高原にある八島ケ原湿原(約43ヘクタール)、踊場湿原(約7・9ヘクタール)と共に「霧ケ峰湿原植物群落」として国天然記念物に指定されている。

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