70年の歩みを振り返る福井県信用保証協会のパネル展=福井県福井市の福井商工会議所ビル

70年の歩みを振り返る福井県信用保証協会のパネル展=福井県福井市の福井商工会議所ビル

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中小支援70年の歩み紹介 福井県信用保証協、福井でパネル展

福井新聞(2018年11月30日)

 創立70周年を迎える福井県信用保証協会(田端浩之理事長)は、信用保証と経営支援を通じて福井県内中小企業の発展を支援してきた70年の歩みを紹介するパネル展を、同協会が入る福井市の福井商工会議所ビル1階で開いている。12月21日まで。

 県商工信用保証協会として1948年に設立し、12月1日に70年の節目を迎える。同協会は事業資金を金融機関から借り入れる際に公的な保証人となって資金調達を支援。近年は地域経済の底上げを図るため、中小のライフステージに応じた経営改善にも注力する。

 展示では2度の福井国体やリーマン・ショック、繊維産業の苦境など国内、県内の景気動向をはじめ、豪雪などの災害を時系列にまとめており、同協会がこれらの出来事に応じて緊急的な保証を創設するなど中小の資金繰りを下支えした経緯を紹介している。

 保証利用額の累計は70年間で3兆3276億円(9月末時点)。不良債権処理に伴う金融機関の貸し渋りが問題化した98年は過去最高の2060億円超の利用があった。

 ほかにも、代位弁済など信用保証制度の仕組みを分かりやすく説明。現在取り組みを強化する創業や事業承継、生産性向上に向けた支援体制も紹介している。

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