寒天を量り売りするイリセンの「寒天狩り」。製造現場も見学できる

寒天を量り売りするイリセンの「寒天狩り」。製造現場も見学できる

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特産アピール「寒天狩り」 茅野で14日から

信濃毎日新聞(2019年1月12日)

 寒天製造販売のイリセン(諏訪市)は14日、茅野市北山の同社工場で製造工程を公開したり、寒天を直売したりする「寒天狩り」を始める。昨年初めて実施して好評だった催しで、3月末まで行う。今年は新たに休憩スペースを設け、ゆったりと製造現場に触れてもらうことで、特産品のファン拡大につなげる。

 寒天は海藻を釜で煮て冷まし、固めた生寒天を干し場で天日にさらす「天出し」をして完成する。昨年1〜3月に行った寒天狩りでは、海藻を洗う水槽なども含めて公開。県内外から約千人が訪れる人気ぶりだった。

 今年も製造工程を公開。工場外のビニールハウスでは、1グラム10円で寒天を量り売りするほか、寒天スープを試食しながら休憩できるようにした。社長の茅野文法さん(38)は「寒天を『見せる』産業にしたい。製造現場に足を運んでもらい、寒天の魅力も伝えたい」と話している。

 寒天狩りは午前10時〜午後4時。問い合わせは茅野さん(電話090・8329・5160)へ。

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