上田市下塩尻の沓掛酒造は12日、酒蔵を開放する催しを開いた。日本酒や梅酒の飲み比べができる利き酒コーナーや、ドライバーや子どもも楽しめるかす汁の振る舞い、軽食のブースもあり、約千人が来場した。
地酒を楽しんでもらおうと始め、8回目。利き酒では県が開発した酒米「山恵錦(さんけいにしき)」を使った「福無量(ふくむりょう)」「互(ご)」を含む23種類を提供した。来場者は購入した升を片手に飲み比べを満喫。同市古里の会社員半田正人さん(46)は「限定のお酒もあり、いろいろな種類を楽しめるのがいい」と全種類を味わった。
家族全員で楽しめるよう焼き鳥やかき氷の出店や、杜氏(とうじ)の沓掛浩之さん(30)が案内する酒蔵見学もあった。沓掛さんは「多くの方に日本酒に親しんでもらう機会になればうれしい」と話していた。