岡谷市湊5の県道岡谷茅野線沿いにある花壇で、約300株のジャーマンアイリスが一斉に咲き始めた。好天となった24日は、色とりどりの大ぶりな花が爽やかな風に揺れ、諏訪湖畔を行き交う人々の目を楽しませていた。
花壇は、地元の小坂地区の住民ら10人余でつくる「元気塾」が手入れをしている。ジャーマンアイリスは、数年かけて株分けで増やしてきたという。塾長の横内一さん(75)によると、今年は春先の寒の戻りの影響で例年より1週間ほど生育が遅く、見頃は来週になりそうだという。
同じ花壇では約100株のアヤメが一足早く満開になっている。横内さんは「休憩できるベンチもある。湖畔を散歩するときに花壇を見て楽しんでほしい」と話していた。