北大路魯山人がデザインした器に盛った旬の会席料理を楽しんだ催し=6月8日、福井県福井市のユアーズホテルフクイ内「日本料理橘」

北大路魯山人がデザインした器に盛った旬の会席料理を楽しんだ催し=6月8日、福井県福井市のユアーズホテルフクイ内「日本料理橘」

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魯山人デザインの器で旬味わう 福井で企画展関連催し

福井新聞(2019年6月9日)

 食通・北大路魯山人は、自ら腕をふるった料理を盛るにふさう食器を求めて、自ら器を焼いた。魯山人がデザインした陶器で会席料理を楽しむ催しが6月8日、福井県福井市のユアーズホテルフクイ内「日本料理橘」であり、旬の料理と器が織りなす芸術に24人が浸った。

 福井市美術館で7月7日まで開かれている「北大路魯山人展」(同美術館、福井新聞社でつくる同展実行委員会主催)の関連イベント。鳥山恵輔料理長が、同展で販売されている魯山人のデザインによる陶器約50種類から4種類を厳選し、会席料理8品のうち前菜3種とお造りを盛り付けた。

 前菜3種のうち、煮アワビは越前産を赤色で絵付けされた小皿に盛り付け、鳥山料理長は「魯山人はアワビが好きで、お酒に合う料理を前菜に持ってくることが多かった」と説明。カニがデザインされた丸皿には、旬の越前産シマガツオや三国産甘エビのお造りを盛った。

 魯山人展を観覧した参加者は「印象的だった器が使われ、料理が映えていた」と話していた。

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