福井県福井市が特産化を進める「金福すいか」「銀福すいか」のPR販売が6月18日、同市のハピリン内の市観光物産館「福福館」で始まった。店頭販売のほか飲食スペースで味わうことができる。6月24日まで。
「金福」「銀福」はどちらも薄皮、重さ約2キロの小玉のすいか。ともに市園芸センターが開発した。金福はあっさりとした甘みが特徴で、銀福は強い甘みとほのかな酸味がある。市内の農家29軒が生産し、今年の目標販売数は1万1千個。
同館でのPRは4年目。店頭に販売スペースを設け、化粧箱入りの贈答用を販売している。この日は試食もあり、訪れた人が食べ比べを楽しんだ。永平寺町の男性(31)は「どちらも甘くておいしかった」と絶賛していた。22、23日も試食ができる。
同館の飲食スペース福福茶屋の名物「郷土料理バイキング」にもお目見え。飲食客がデザートとして堪能した。福福館の小澤光信店長は「スイカを食べた人が、店頭で購入するケースも多い」と相乗効果を話していた。一方、ハピリン1階のジェラート店「トリノ」も、金福、銀福のシャーベットを販売している。
市園芸センターの宮郷明博副主幹は「お土産、贈答用に最適。これからもPRに力を入れたい」と話している。