虚空蔵山の麓に設けた看板を眺める佐藤さん。伊勢崎城跡について紹介している

虚空蔵山の麓に設けた看板を眺める佐藤さん。伊勢崎城跡について紹介している

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歩いて楽しむ伊勢崎城跡に 真田vs徳川「合戦の地」へ登山道整備

信濃毎日新聞(2019年9月26日)

 上田市神科地区の住民自治組織「神科まちづくり委員会」の部会が、地元の山城跡「伊勢崎城跡」の整備に取り組んでいる。一帯は、戦国大名・真田氏が徳川の大軍を退けた「第二次上田合戦」の舞台とも伝わり、歴史ロマンをまちづくりに生かしたい―と活動。今年、登山道整備を本格化させ、数年以内に地区内の史跡を巡るトレッキングルートとして発信する考えだ。

 伊勢崎城跡は神川右岸の虚空蔵山(673メートル)山頂にある。同委員会の産業・環境保全部会の部会長、佐藤和男さん(79)によると、同じ神科地区の北側にある砥石(といし)・米山(こめやま)城跡と共に真田氏の足掛かりだったと考えられるものの、文献などへの登場は少ない。

 地区ではこれまで、真田氏に詳しい講師を招いた講演会の開催などで理解を深めてきた。虚空蔵山や伊勢崎城跡の整備への機運が高まり、2月に山の麓へ案内板を設置。1600年に徳川軍が上田城を攻めた際に「真田昌幸は神川の水をせき止めて虚空蔵山に兵を隠し、せきを切って徳川軍に大打撃を与えた場所とも伝わる」と紹介した。

 市の「わがまち魅力アップ応援事業」も活用し、今年から3年計画で伊勢崎城跡の登山道整備、神科地区の見どころをまとめたガイドの発行などを企画している。29日には部会による登山道整備をする。佐藤さんは「住民が親しめる場所として整備し、秋の祭りが有名な砥石・米山城跡との連携も強化したい」と意気込んでいる。

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