諏訪観光協会(諏訪市)と諏訪湖釣舟組合は7日、ワカサギ釣りの本格的なシーズンを前に、諏訪市の諏訪湖釣舟センターで安全祈願式をした。同組合によると、ワカサギの成長は順調で「漁業関係者の努力のおかげ。2016年の大量死から完全復活という感じ」。釣果は期待できるとしている。
式には観光業や漁業の関係者ら約20人が参加。神職が桟橋でおはらいをして安全を祈った。式後には、参加者にワカサギの天ぷらが振る舞われ、脂の乗った新鮮な味を楽しんだ。
同組合によると、今シーズンは体長5〜6センチのワカサギが多いが10〜12センチの大物も取れている。釣り客1人当たり100〜200匹ほど釣っていて、千匹以上釣った太公望も。「例年並みに順調に釣れ始めている」という。
今後、寒さが増してくるとワカサギが群れで泳ぐようになるため、さらに釣りやすくなるという。同組合の中沢滋組合長(59)は「今シーズンは釣り応えがある。県内外から多くの人が諏訪湖を訪れてほしい」と話した。