福井農林ブランドとして販売される「の~りんのあま姫」=10月29日、福井県福井農林高

福井農林ブランドとして販売される「の~りんのあま姫」=10月29日、福井県福井農林高

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高糖度トマト「の~りんのあま姫」発売へ 福井農林高校生徒が生産

福井新聞(2019年10月30日)

 2020年東京五輪・パラリンピックでの食材提供を目指し、校内のハウスで高糖度ミディトマトの生産に取り組む福井県福井農林高は、11月2日からブランド化したトマト「の~りんのあま姫」の一般販売に乗り出す。発売を前に10月29日、同校でパッケージデザインなどを発表した。

 高糖度トマトは、生物生産科の生徒が専用ビニールハウス1棟で昨年7月から栽培。ナノサイズの無数の穴が開いた特殊フィルムを使い、余分な水分を通さないことで高糖度を実現した。一般的なトマトの糖度は5程度だが同校産は8以上が中心。最高で16のトマトもあった。収穫時期は9月から翌年7月で、1週間で約20キロ収穫できるという。

 東京五輪での提供食材を目指し、出荷に必要となる農業生産工程管理(GAP)認証取得にも挑戦。生徒たちは162のチェック項目(管理点)をクリアし、基準が厳しい国際水準の「アジアGAP」を4月、県内の農業高校で初めて取得した。

 ブランド名とパッケージデザインは科学技術高に依頼した。名称は「の~りんのあま姫」に決まり、パッケージデザインは2種類を用意。糖度8~10にはトマトの赤を基調としたデザイン、希少な糖度11以上の「プレミアム」には黄金色のデザインを採用した。170グラム入り1パックが370円(税込み)。プレミアムは420円(同)。

 2日の農文祭で午前10時から発売するほか、毎週火曜に同校内で開く「ふれあいマート」(午後2時~同3時)で継続的に販売する。誰でも校内で購入できる。また東京五輪までに都内での試験販売も計画している。

 福井農林高の生徒(3年)は「GAP認証により安全で安心な食をアピールできる。東京五輪では選手に食べてほしいし、まずは地域の人に高糖度トマトのおいしさを知ってほしい」と話している。

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