書状や武具など上田藩主にまつわる品を紹介する開館90周年の特別展

書状や武具など上田藩主にまつわる品を紹介する開館90周年の特別展

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武具に感じる「武士の魂」 上田で展示、秀吉書状も

信濃毎日新聞(2019年11月21日)

 上田市立博物館は、開館90周年記念の企画展「武士の魂上田ゆかりの武具と刀剣」を開いている。織田信長、豊臣秀吉、徳川家康と多くの人が知る歴史上の人物にまつわる品、デザインに特徴がある武具などが並ぶ。滝沢正幸館長は「アニメやゲームをきっかけに関心を持った若い世代、歴史は難しいと思っている人にも面白がってもらいたい」と提案している。

 展示品は上田藩主を務めた仙石家、松平家にまつわる武具や書状など約70点。多くが同館の所蔵品だ。

 豊臣秀吉の花押が入った書状は初公開。1582(天正10)年の「本能寺の変」の5日後、明智光秀討伐のため京都へ引き返す最中に書かれたとみられ、本文も自筆の可能性があるという。昨年、京都の古書店で発見され、上田藩の第2代藩主仙石忠政の父・秀久宛てという縁で、市が買い取り同博物館所蔵となった。

 国の重要文化財「小紋地桐紋付韋胴服(かわどうふく)」は織田信長が羽織っていた。自ら脱いで、上田藩主松平家の先祖、松平信一に与えたという。その信一に徳川家康が与えた武具は市指定文化財。かぶとはミミズクをかたどったとされる耳が付いている。造形に特徴のある「変わり兜(かぶと)」として知られ、「猫耳兜」と呼ぶ歴史ファンもいる。

 わらの束やヒョウタンを模したかぶとも展示されている。「武具から武士のこだわりが見え、人間らしさを感じるのも面白い」と滝沢館長。「『不思議だな』『何だろう』という感じ方でいい。歴史に親しむきっかけにしてほしい」と願う。

 子ども向けにはクイズのシートを作った。展示の解説文の漢字はルビを振ってあり、読んで答えてもらう。全問正解者にポストカードを贈る。

 12月1日まで。午前8時半〜午後5時。水曜休館。一般300円。高校・大学生200円。小中学生100円。

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