県内が寒気に覆われた28日、霧ケ峰では朝までに雪が降り、草原が真っ白に雪化粧した。県霧ケ峰自然保護センター(諏訪市)によると、諏訪市郊外の霧ケ峰高原では今季初の降雪、積雪となった。昨年より8日遅い。長野地方気象台は30日まで冷え込みが続くとしている。
標高1800メートル付近のビーナスライン沿いでは、道路脇に雪がうっすらと積もった。木々には空気中の水分が枝に付着して凍りつく霧氷が付き、辺りは一気に冬の装いに。曇り空と霧で気温は上がらず、日中も雪や氷は解けずに残っていた。
隣接する車山高原でも今季初の積雪となった。愛知県春日井市から訪れた牲川(にえかわ)好平さん(72)は「雪が積もっているとはびっくりした。冬が来るのが早いですね」と寒そうにしていた。