諏訪市の清酒製造「舞姫」は18日、チョコに合う日本酒を発売する。チロルチョコ(東京)との共同開発で、商品名はずばり「チロルチョココーヒーヌガーに合う日本酒」。限定3千本の販売。日本酒の販売苦境が続く近年、話題性と希少性を高めることで需要を拡大させたいとしている。
チロルチョコは昨年、主力商品で人気のコーヒーヌガー味が発売40周年を迎えたことを記念し、この味に合う日本酒を募集。舞姫が2018年に発売した女性向けの日本酒「プリンセスタイム」を提案し、採用された。両社は、この酒をベースに昨年7月ごろから新たな味やラベルの研究を続けてきた。
新商品は、チョコの甘さを際立たせる甘酸っぱさが特徴で、女性も飲みやすいようにアルコール度数は7度に抑えた。舞姫の塚本彰治専務(72)は「普段はお酒を飲まない人が、日本酒と出合うきっかけになれば」と期待している。
1本500ミリリットル入り。希望小売価格は税抜き1080円。諏訪市の舞姫本店や全国のスーパー、インターネットで販売する。