諏訪郡下諏訪町の県水産試験場諏訪支場アユ種苗センターは24日、稚アユの出荷を始めた。飯田市の養殖業者「匠(たくみ)天龍鮎」が早速、10万匹を購入した=写真。
同センターが昨年9月に採った卵をふ化させ、水温18度の地下水で体長約6センチまで成長させた。約70万匹を3月にかけて順次、出荷していく。購入した養殖業者が同約10センチまで育てる。
アユ釣り解禁は6月ごろ。匠天龍鮎は5月ごろ、天竜川の本支流の漁協に販売予定だ。稚アユを見た棚田健治社長(51)は「いい育ち具合。楽しんで釣ってもらえるよう、丈夫に育てたい」と話していた。