「諏訪湖周サイクリングロード」の諏訪市の開通区間。他の区間でも工事が順次始まっている

「諏訪湖周サイクリングロード」の諏訪市の開通区間。他の区間でも工事が順次始まっている

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諏訪湖周サイクリングロード 全国発信モデルルートに

信濃毎日新聞(2020年1月29日)

 県と岡谷市、諏訪市、下諏訪町が整備を進める自転車専用の「諏訪湖周サイクリングロード」が、国の「自転車活用推進本部」のホームページでサイクルツーリズム(自転車観光)の推進モデルルートとして紹介されている。全国36カ所が取り上げられ、県内では唯一。諏訪地方の関係者たちは「全国に周知され、多くの人に来てもらいたい」と期待している。

 モデルルートの特設ページは今月開設。静岡県の浜名湖1周ルートや滋賀県の琵琶湖1周ルート、広島、愛媛両県にまたがるしまなみ海道サイクリングロードなどを紹介している。同本部事務局の国土交通省によると、諏訪湖周サイクリングロードはルートが複数自治体にまたがり、地元で協議会組織を設けて整備や活用に取り組んでいる―ことなどが評価された。

 諏訪湖周サイクリングロードは、完成すれば湖を1周する全長約16キロになる。現在、県と各自治体が工事を進め、昨年9月に諏訪市豊田の諏訪湖南岸の約820メートル区間が開通。「見晴らしが良く、平たんで走りやすい」と好評で、県内外から訪れる自転車愛好家が増えている。

 ホームページでは、諏訪地方の市民グループ「諏訪湖八ケ岳自転車活用推進協議会」による湖周一帯でのガイドツアーや、自転車置き場「サイクルスタンド」整備の取り組みも紹介している。協議会代表の小口良平さん(39)は「掲載は光栄。これを機に日本中、世界中の人たちが諏訪を訪れ、魅力を知って楽しんでほしい」と話した。

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