エコーバレースキー場で雨音さんをモデルに撮影する南河さん(左)

エコーバレースキー場で雨音さんをモデルに撮影する南河さん(左)

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長和の「いいね!」お届け 有志の「観協景美隊」情報発信

信濃毎日新聞(2020年2月5日)

 長和町のペンション経営者や地域おこし協力隊員ら11人が「信州・長和町 観協景美隊」を結成し、会員制交流サイト(SNS)で町の情報を発信している。現在はフェイスブックで自然風景や町内のイベントを写真で紹介。町や観光協会による発信とは別に、「住民目線」で魅力をアピールし、誘客につなげる。

 隊長は姫木平別荘地でゲストハウスを営む南河(なんこう)耕介さん(49)。昨年4月に信州・長和町観光協会姫木支部長に就いたのをきっかけに、趣味のカメラを生かして情報発信したい―との思いから、姫木平の仲間らに協力を呼び掛けた。「自分たちが美しいと思う写真を高いクオリティーで発信していきたい」と話す。

 隊員はそれぞれスマートフォンやカメラ、小型無人機ドローンなどで撮影。姫木湖や浅間連峰といった写真を投稿している。隊員が動画を撮影、編集する技術も身に付けるため、今後はプロを招いた講習会も開く予定だ。農園を営む隊員もおり、農産物を紹介する「食レポ」や、観光客向け農業体験のPRをするという。出演者も募っている。

 4日は隊員5人が町内のエコーバレースキー場に集まった。モデルに女性アイドルユニット「電圧びゅーん」メンバーの雨音ひなさんを招き、動画などを撮影。南河さんは「観光客のニーズは多様化している。自分たちが情報を発信することで、長和町を『いいな』と思う人にもっと来てほしい」とし、隊員で農園経営の手島昭夫さん(34)も「ローカルの目線から町の景色やお店も伝えていきたい」と話していた。

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