諏訪大社は15日、2016年に重要文化財に追加指定された布橋(ぬのばし)や入口御門(いりぐちごもん)など、上社本宮(諏訪市)にある10棟の改修工事の安全祈願祭を同宮で開いた。10棟の改修工事は、重文への追加指定後初めてとなる。
文庫や神楽殿なども工事の対象で、主に江戸中期から末期にかけて現在の棟が造られた。3月に足場を組み始めて、作業を終えるのは25年末の予定。棟によっては土台の劣化で傾いているため、一度解体して必要な部分を改修後、再び組み立てる工事が必要となる。
総工費は現在算出中としている。工事は文化庁の補助事業で行う。