富士見町の富士見パノラマリゾートのゴンドラ山頂駅(1780メートル)近くで、「入笠すずらん山野草公園」のドイツスズランが咲き誇っている。小さな白い花が訪れる人を楽しませており、今週末には見頃になるという。
公園には約20万本植わる。4月に気温が低い日があった影響で、例年よりも1週間ほど咲き始めが遅かったが、ここ数日の暑さで開花が進んだ。3日は、スズランの花の甘い香りが園内にほのかに広がっていた。松本市から訪れた夫婦は「スズランの緑の葉と白い花の対比がとてもきれい」と楽しんでいた。
同リゾート営業課長の三井秀義さん(43)は「ドイツスズランの花以外にもさまざまな花がこれから見頃を迎える。開放的な高原でゆっくりと花を楽しんでほしい」と話した。