2種類の酒かすを使ったジェラートを手にする塚本専務

2種類の酒かすを使ったジェラートを手にする塚本専務

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諏訪の「舞姫」ファン増へ 勝負の一品、酒かすジェラート

信濃毎日新聞(2020年7月14日)

 諏訪市の清酒製造「舞姫」は15日、酒かすを原料に使ったジェラート(アイスクリーム)2種類を発売する。酒を飲まない人にも親近感を持ってもらおうと「子どもから大人までなじみのあるスイーツ」で勝負をかける。「チーズケーキのように濃厚でありながら、爽やかな味わい」(同社専務の塚本彰治さん)を実現した。

 舞姫はこれまで、酒かすを使ったいちごジャムやわさび漬けを発売してきたが、塚本さん(73)は「舞姫ファンを増やすにはこれだけでは不十分だった」という。デザート専門店「御勅使(みだい)氷菓子店」(山梨県南アルプス市)の監修の下、昨年12月から複数のアイス製造業者に試作を依頼した。

 試作したアイスは40品余。その中から酒米の「雄町(おまち)」と「美山錦」の醸造過程で出た酒かすを使った2品に行き着いた。酒かすは煮沸してアルコール分を飛ばし、濃厚で爽やかなアイスに仕上げた。

 ともに100グラム入り。雄町のアイスは税別390円、美山錦のアイスは同360円。同社併設の直営店で販売する。

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