車中泊ができるように電源設備を整備する赤砂崎公園の駐車場=下諏訪町

車中泊ができるように電源設備を整備する赤砂崎公園の駐車場=下諏訪町

長野県 蓼科・八ヶ岳・諏訪 アウトドア・レジャー

諏訪湖畔に車中泊施設整備へ 下諏訪町、有料で電源提供

信濃毎日新聞(2020年7月14日)

 下諏訪町は13日、新型コロナウイルス感染症への警戒から宿泊施設ではなく、駐車場で車中泊する旅行形態が広まりつつあるとし、町内の赤砂崎公園の駐車場に車中泊する人向けの有料の電源設備を整備する方針を示した。諏訪湖を一望できる駐車場の環境を生かし、新たな誘客につなげる考え。来春からの利用開始を目指している。

 昨年10月、車中泊のイベントが赤砂崎公園で開催。新型コロナで車中泊の需要がさらに高まるとみて、同公園右岸の駐車場の一角に通常の家庭用電源と同様の20アンペア、100ボルトの電源設備を4基設置し、最大で4台が利用できるようにする。予約の方法やゴミの処分などガイドラインも設ける。町は宿泊者の増加により、観光施設や飲食店などへの経済波及効果を期待している。

 13日開いた町議会臨時会で明らかにした。整備費は、赤砂崎公園にバスケットボールコートを整備する事業と合わせて1089万円。町は同日、この整備費や、避難所で体温を測る場所に使う簡易テントと、エアコンの購入費など、計3億475万円を追加する本年度一般会計補正予算案など2議案を提出。町議会は原案通り可決した。

今月のお得な国内ツアー びゅう

蓼科・八ヶ岳・諏訪 ニュース