風穴を見学する子どもや保存会会員ら

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涼求め、小諸の風穴へ 「3密」も避けやすく人気

信濃毎日新聞(2020年8月21日)

 連日の酷暑を受け、涼を求める人が小諸市氷(こおり)区の「氷風穴」を訪れている。天然の冷蔵庫といわれる風穴の内部は夏でも気温が1桁台。地元の「氷風穴の里保存会」の推計によると、盆の13〜16日は計500人ほどが来訪した。同会は記録的な暑さに加え、新型コロナウイルスの「3密」を避けやすい環境が見学者を引きつけているとみる。

 市内の気温が30度を超えた20日。石積みの風穴内は別世界のようにひんやりとし、温度計は4度を示していた。見学者は途絶えず、同市四ツ谷の自営業望月薫さん(44)は「人に教えたくなった」、群馬県高崎市の男性(69)は「不思議」と驚いていた。

 風穴は、地下の岩の隙間で冷やされた空気が吹き出す場所。氷風穴は300年前から氷や食料の保存に使われ、明治から大正時代は蚕種の貯蔵場所として生糸の大量生産に貢献した。

 保存会は2016年発足。看板やポスターを作ったりガイドをしたりしている。17年には市内で風穴の全国サミットが開かれるなど認知度が高まり、研究のため都内から訪れる学生も。市街地に近く、駐車場から徒歩2、3分の立地も人気の要因という。

 同会会長の前田富孝さん(68)は「こんなにたくさんの人が来るとは思わなかった。子どもたちに自然の神秘を感じてもらいたい」と話している。問い合わせは事務局長の前田重雄さん(電話080・5142・0825)へ。

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