三内丸山遺跡で出土した星ケ塔産の黒曜石の矢尻(下)も展示されている

三内丸山遺跡で出土した星ケ塔産の黒曜石の矢尻(下)も展示されている

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星ケ塔産の黒曜石5千年ぶり里帰り 下諏訪の遺跡発見100年記念企画展

信濃毎日新聞(2020年9月6日)

 下諏訪町の国史跡「星ケ塔(ほしがとう)遺跡」が発見されてから、今年で100年を迎えるのを記念した企画展が5日、町内の「星ケ塔ミュージアム矢(や)の根(ね)や」で始まった。同遺跡は国内で初めて見つかった縄文時代の黒曜石採掘跡で、採掘された黒曜石は国内各地で出土。展示では、三内丸山遺跡(青森市)で出土した星ケ塔産の黒曜石を紹介し、町は「5千年ぶりの里帰りを見に来て」と話している。
 
 星ケ塔遺跡は1920(大正9)年、考古学者の鳥居龍蔵(1870〜1953年)らが発見。黒曜石の各地での出土状況から「地域間交流を考察する上で重要」と評価され、2015年に国史跡に指定された。展示では、黒曜石など数千点を紹介。三内丸山遺跡の矢尻は、2〜4センチほどの10個を並べた。透明度が高く、形が鋭いといった特徴から、星ケ塔産が運ばれたとされている。
 
 星ケ塔遺跡の調査や展示準備をした町職員の宮坂清さん(55)は「縄文人がどのように遠くに運んでいったか思いを巡らせてほしい」と話した。展示は11月8日まで。午前9時〜午後5時。大人600円、小中学生300円。9月20日は徳島県立鳥居龍蔵記念博物館の元館長、高島芳弘さんらを招いた催しを下諏訪総合文化センターで開く。

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