日本ジビエ振興協会が開発したジビエのレトルト商品

日本ジビエ振興協会が開発したジビエのレトルト商品

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和・洋・中のレトルト商品開発 茅野の日本ジビエ振興協会

信濃毎日新聞(2020年9月17日)

 国産ジビエ(野生鳥獣肉)の普及を目指す日本ジビエ振興協会(茅野市)は、新型コロナウイルス感染拡大の影響で売り先が減っている鹿肉を有効活用しようと、鹿肉を使ったレトルト食品を開発した。「眠れるジビエを食べて応援」と銘打ち、今月からインターネットで販売を始めた。

 ジビエの売り先である飲食店の多くがコロナ禍で休業した影響で、鹿肉の処理加工施設で在庫が増加。冷凍庫がいっぱいになり、捕獲した鹿の受け入れができない施設も出ていた。そこで協会は、家庭で気軽に消費できるレトルト商品の開発に乗り出した。

 商品は和食、洋食、中華の計9種類。鹿肉をふんだんに使ったカレーやハンバーグ、回鍋肉(ホイコーロー)などがある。同協会が認証する信州富士見高原ファーム(富士見町)など全国8カ所の施設で加工した鹿肉を使い、同協会代表理事で茅野市のレストランオーナーシェフの藤木徳彦さんが監修した。

 同協会によると、新型コロナの影響は今も続き、飲食店のジビエの仕入れは以前の量には戻っていない。鮎沢廉・事務局長(46)は「安全なジビエの提供を続けるためにも、食べて応援してほしい」と話している。商品は同協会のホームページから購入できる。

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