長野市北長池のエムウェーブで21日夜、スケートリンクの製氷作業が始まった。国内トップクラスの選手が練習を始める10月1日に向けて24時間態勢で散水を続け、厚さ約4センチの氷に仕上げていく。
作業員約10人が氷点下5度以下に冷やしたリンクに約60度の温水をまき、結露を解かしたりほこりを流したり。水温を少しずつ下げながら散水を繰り返して氷の層を積み上げ、密度や強度を高める。
責任者の中島智之さん(44)は、新型コロナウイルス感染拡大に伴う来場者減少を心配しつつ「一人でも多くの人に良いリンクだと楽しんでもらえるよう、作業に取り組みたい」と話した。
今季の営業は10月4日から。同23〜25日に第27回全日本スピードスケート距離別選手権大会、来年1月21〜24日に第70回全国高校スケート競技選手権大会を予定している。