食用ホオズキを収穫する鈴木さん

食用ホオズキを収穫する鈴木さん

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甘さ十分、食用ホオズキ 富士見の農園「もっとメジャーに」

信濃毎日新聞(2020年9月24日)

 富士見町のバディアス農園で食用ホオズキの収穫が進んでいる。今年は7月の梅雨時の長雨と低温で生育が遅れた上、夏の高温で実が熟すのに時間がかかった。そのため、例年は8月中旬に始まる収穫が、今年は9月にずれ込んだ。作業は11月上旬まで続く。

 40アールの畑に約350株を植え、約1トンの収量を見込んでいる。夏場の暑さで熟すのは遅れたが、その分、甘さが増し、糖度は15度前後。収穫後1週間から10日ほどさらに熟させて、完熟状態で出荷する。東京都内のレストランやホテルなどで料理や洋菓子の材料に使われるという。

 同農園代表の鈴木康晴さん(65)は、脱サラして食用ホオズキの栽培を始めて14年目。「イチゴと同じくらい使い道はあるが知名度がない。もっとメジャーなものにしていきたい」と話している。

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