氷の灯籠に火をともす家族連れ

氷の灯籠に火をともす家族連れ

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雪景色の鹿教湯 氷の灯籠がほのかに

信濃毎日新聞(2020年12月31日)

 氷の灯籠で温泉街をほのかに照らす、上田市の鹿教湯温泉恒例の「氷灯ろう夢祈願」(鹿教湯温泉観光協会主催)が開かれている。名所「五台橋(ごだいきょう)」周辺に約200個を置き、30日夜も観光客らが、ろうそくの淡い光が演出する幻想的な景色を楽しんだ。

 観光客自らたいまつを手に火を付けて回ると、五台橋や県宝「文殊堂」の階段が光の回廊のように浮かび上がった。家族で宿泊に訪れた飯田市の会社員男性(42)は「雪景色と灯籠の光がマッチしてきれいな写真が撮れた」と喜んでいた。

 点灯は来年1月末まで。毎日午後4時半ごろ始まり、希望者は誰でも参加できる。灯籠の準備をしている上田市の地域おこし協力隊員、中瀬隆二さん(37)は「美しい自然の中で幻想的な景色を楽しんでほしい」と話している。

 問い合わせは鹿教湯温泉観光協会(電話0268・44・2331)へ。

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