福井市が2月1日導入するマルチ決済サービス「TakeMe Pay」のQRコードの見本=1月27日、福井県福井市のアオッサ

福井市が2月1日導入するマルチ決済サービス「TakeMe Pay」のQRコードの見本=1月27日、福井県福井市のアオッサ

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福井市内観光文化施設、各種スマホ決済OK クレジットカードも対応

福井新聞(2021年1月28日)

 福井県福井市は2月1日、スマートフォンによるマルチ決済サービス「TakeMe Pay(テイクミーペイ)」を養浩館庭園など10観光文化施設に導入する。施設利用者は、施設に掲示されたQRコードをスマホで読み取れば、ペイペイなど各種スマホ決済とクレジットカードの九つの決済サービスを選んで支払いができるようになる。市によると、テイクミーペイの導入は全国自治体で初めて。

 10施設はこれまでペイペイのみに対応していた。テイクミーペイの導入により、ペイペイとLINEペイの国内系スマホ決済、ビザやマスターカードといったクレジットカード、アリペイなど中国系スマホ決済に対応でき、施設利用者の利便性が高まる。

 利用者は専用アプリのダウンロードは不要で、各施設に掲示されたQRコードをスマホで読み取って決済方法を選び、支払う金額を入力して決済する。クレジットカードで支払う場合は、カード番号や有効期限を読み取る機能を使える。

 市側はQRコードを掲示するだけでよく、専用端末の設置は不要。3・3%の決済手数料と月286円の振込手数料をテイクミーペイの運営会社TakeMe(東京)に支払う。

 若手職員の提案を反映する本年度の「チャレンジみらい予算」で事業化し、1月27日に職員向け説明会を開いた。提案した市商工振興課の職員(29)は「コロナ収束と北陸新幹線県内開業後の観光客増加を見据え、多様なキャッシュレス決済サービスに対応できる環境を整えていきたい」と話している。

 導入施設は次の通り。
 養浩館庭園、愛宕坂茶道美術館、橘曙覧記念文学館、水仙ドーム、越廼ふるさと資料館、美術館、郷土歴史博物館、自然史博物館、足羽山公園遊園地、地域交流プラザ

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