茅野市は2021年度、企業のサテライトオフィスの誘致に力を入れる。仕事と休暇を両立させる「ワーケーション」で環境の良さを体感してもらい、誘致につなげる。特急で約90分の東京都西部の企業を対象に、セミナーや交流会を展開していく。
市はこれまでもJR茅野駅前のコワーキングスペース「ワークラボ八ケ岳」を活用した企業誘致を模索。立川市のIT企業でつくる「たちかわIT交流会」の会員企業にワークラボを利用してもらうなど関係を深めている。サテライトオフィス誘致は、この会員企業に働き掛ける。
21年度一般会計当初予算案には「若者に選ばれるまちの推進」の事業費に1075万円を計上。2社の誘致を目指すという。この他、ワークラボの通信環境の信頼性を高める整備費139万円も盛った。