長野市戸隠地区で20日から3月7日まで、戸隠の冬を光や音で楽しんでもらう催し「長野デザインウィークin戸隠」が初めて開かれる。市内でライトアップを行う催しの一環として、市内の企業・団体などでつくる善光寺表参道イルミネーション実行委員会と、戸隠観光協会が主催。新型コロナウイルスの影響が続く中でもあり、地域ににぎわいを生み出す狙い。
戸隠スキー場中社ゲレンデにかまくらを造り、信州牛などを使った食事や飲み物が楽しめる。鏡池や戸隠神社奥社参道でスノーシューの散策を体験できる。いずれも有料で要予約。
スキー場内のレストラン「シャルマン戸隠」に、台風19号で被災し復活させた「復興ピアノ」を置き、自由に弾いてもらう。27日午後5時半からは、シンガー・ソングライター広瀬香美さんの無料ライブがあり、復興ピアノを奏でる。
かまくらの脇には、戸隠中社竹細工生産組合長の井上栄一さん(66)らが作った高さ5メートルほどのオブジェや灯籠を飾った。井上さんは「多くの人に来てもらい、盛り上がるとうれしい」と話した。問い合わせは戸隠観光情報センター(電話026・254・2888)へ。