茅野市は27日、オンライン移住セミナー「NAGANO茅野で働く」を開いた。市観光まちづくり推進課職員と地域おこし協力隊の土橋応子(まさこ)さん(45)が、同市の豊かな自然や企業を紹介。ビデオ会議システムを通じ、東京や大阪など県内外の約30組が視聴した。
市役所8階の展望室から、雪をかぶった八ケ岳連峰の姿を中継するなどして景観の魅力を紹介。白樺湖や御射鹿池の他、国宝土偶2体が出土した縄文文化、標高が高く夏の涼しさもアピールした。
半導体製造装置メーカーのディスコ(東京)の長野事業所(茅野市)が事業を紹介。担当者は「近年は県外から就職する人が増えている」と話した。セミナー後、担当者は移住者が社内で働く意義について「いろいろな地域から人が集まり、今まで当たり前だと思っていた社内の文化が新しくなったり、新たに生まれたりする」と話した。