諏訪市の高島公園と市内三つの寺で桜のライトアップが行われている。市内の開花は例年より早く、既に満開か、一部は散り始めているところも。7日夜に訪ねると、昼とは違う幻想的な桜の姿を見ることができた。
例年より14日早い3月29日に開花宣言が出た高島公園は、午後6~10時に園内をライトアップ。桜の一部は散り始め、お堀に水面を白やピンクに染める「花いかだ」が現れている。風が吹くと花びらがゆっくりと流れ、独特なしま模様を描く。
ライトアップしている三つの寺は貞松院、法光寺、正願寺で、11日までの予定。貞松院と法光寺ではこの間、通常非公開の庭園も公開している。境内に市天然記念物のシダレザクラがある貞松院の住職、山田雄道さん(67)は「昨年は新型コロナでライトアップできなかった。桜を見て、元気を持ってほしい」と話している。