埋がめと中に入っていた磨製石斧の展示

埋がめと中に入っていた磨製石斧の展示

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富士見町内で発掘、土器や黒曜石紹介 井戸尻考古館

信濃毎日新聞(2021年4月14日)

 富士見町の井戸尻考古館で13日、町内の広原遺跡で発掘された土器や黒曜石など約30点の展示が始まった。住居跡の入り口部分に埋められていた「埋(うめ)がめ」に磨製石斧(せきふ)が二つ入った状態で見つかった出土品は「全国でも珍しい」(同館)とされる。

 埋がめは縄文時代中期のもの。同館によると胎盤などが入れられる例が多かったと考えられ、磨製石斧が入っていた理由ははっきりしない。材質や形は北陸地方と関係しているとみられ、遠方からの品を大切に保管するためといった理由が考えられるという。

 発掘は、太陽光発電施設の建設事業予定地の一部が遺跡と重なるため都内の事業者が町教委に相談し、2020年度に実施。工事で掘削が必要な2カ所497・5平方メートルで調査をし、住居や墓地の跡が見つかった。学芸員の副島蔵人(くらんど)さん(38)は「学術的な価値だけでなく遺跡の保護についても考えてほしい」と話す。展示は5月5日まで。

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