バーナーの炎でガラスを溶かし、繊細な形のガラス片からアクセサリーなどを作るバーナーワークの作品展が諏訪市の北沢美術館で開かれている。4人の作家の個性豊かな作品が並ぶ。
山梨県北杜市の城下(しろした)鮎子さんは、茅野市の縄文遺跡に感銘を受け、縄文土器を参考にしたとんぼ玉を制作。直径2、3センチのとんぼ玉に縄目のデザインをあしらった。
東京都北区のなかの雅章さんは「ミクロモザイク」という手法で制作。バーナーで溶かして細かくした直径1ミリほどのガラス片をピンセットで並べ、模様を描く手法で、花や鳥といったデザインのペンダントトップなどを展示した。
同館学芸員の伊東宏実さんは「作品は小さくても、さまざまな技が詰め込まれている。一つずつ目を凝らして見てほしい」としている。
5月16日まで。大人千円。中学生500円。