谷内さんの絵について説明する原田さん

谷内さんの絵について説明する原田さん

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週刊新潮の表紙絵担当 諏訪で谷内六郎さんの作品展

信濃毎日新聞(2021年4月22日)

 諏訪市原田泰治美術館で21日、週刊新潮の表紙絵を長年描いた画家谷内六郎さん(1921~81年)の作品展「週刊新潮谷内六郎の世界」が始まった。代表作30点と共に画家原田泰治さん(80)=諏訪市=との親交も写真などで紹介している。

 谷内さんは1956(昭和31)年の週刊新潮創刊当初から表紙絵を担当。59歳で亡くなるまで、25年間で計1335枚の表紙絵を残した。作品展では60~80年の作品を紹介。タンポポの種に息を吹き掛けたり、菜の花畑の中を歩いたりする少女の姿など、素朴な筆致で描かれた絵が多い。

 この日、会場で作品を解説した原田さんは「谷内先生は心の中の絵をポエムのように描いていた。作品には素朴で温かい空気が流れている」と話していた。6月13日まで(月曜休館)。

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