茅野市郊外の車山山頂(標高1925メートル)に昨年12月にオープンした展望テラス「スカイテラス」のグリーンシーズンの使用が本格化し始めた。天候に恵まれれば南アルプスや富士山など360度の眺望が楽しめる。1日は、間近に見える八ケ岳連峰の眺めを楽しむ登山者や家族連れらの姿が見られた。
テラスは木製で幅30メートル、奥行き10メートル。山麓から2本のリフトを乗り継ぎ、15分ほどで行ける。この日は雲が多めだったが、友人と一緒に来たという都内の会社員塩崎貴文さん(29)は「遠方の山々がきれい」と喜んでいた。
リフトを運営する信州綜合開発観光(茅野市)は座席や手すりに抗菌処理を施すなど新型コロナウイルスの感染防止策を徹底。感染拡大で県境をまたぐ移動が難しい中、同社総支配人の藤森貴之さん(42)は「地元の人にも眺めを楽しんでほしい」と話していた。