県内の藩校にルーツがある小中学校の子どもが意見交換する「信州藩校サミット」が9月23日、長野市松代文化ホールで開かれる。かつて松代藩の藩校があった同市松代地区に加え、松本市や上田市、伊那市の計5小中学校がオンラインで参加。学習成果の発表や意見交換を行い、学ぶことの大切さについて考える。
参加校は、長野市松代小(松代藩校文武学校)、松本市開智小(松本藩校崇教館・開智学校)、上田市清明小と第二中(ともに上田藩校明倫堂)、伊那市高遠小(高遠藩校進徳館)。サミットでは、会場にいるジャーナリスト池上彰さん(松本市出身)がまとめ役を務め、講演もする。
昨年10月に国史跡「旧文武学校」がリニューアルオープンしたことを記念し、長野市教育委員会が主催。市教委文化財課によると幕末の県内には藩校が12校あったといい、担当者は「藩校を学ぶことで、地元の歴史への関心を深めてほしい」としている。
サミットは午後1~4時。一般の定員は150人。ホールのスクリーンを通して発表などを見る。入場無料。ウェブ配信も行う。いずれも31日までに信州藩校サミットのサイトから申し込む。