須坂市などが新しく商品開発したワッサーのドライフルーツ

須坂市などが新しく商品開発したワッサーのドライフルーツ

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須坂特産「ワッサー」ドライフルーツに 甘みと酸味に歯応えも

信濃毎日新聞(2021年8月31日)

 須坂市は県長野地域振興局などと連携し、モモとネクタリンを掛け合わせた品種「ワッサー」のドライフルーツを開発した。ワッサーは須坂生まれで、生産量が伸び悩んでいる。現在の出荷は主に生食用に限られており、傷などがある規格外の実を加工品として販売することで栽培農家を支える。地元特産の果物の魅力を広くPRする。

 ワッサーは1990年に市内の農家が品種登録した。実が硬く、モモの甘みとネクタリンの酸味を併せ持つことが特徴。8月中下旬に収穫される。長野市長沼地区や中野市の一部でも栽培されている。

 須坂市によると、日持ちが良いこともあり生食用の出荷が大半で、ここ数年の市内の生産量は270トン前後で推移。「地元だけが知る地域ブランド」(農林課)となっており、知名度向上が課題だ。

 今回の商品開発には、ドライフルーツなどを手掛ける南信州菓子工房(阿智村)とスーパーのツルヤ(小諸市)が協力。ワッサー本来の味と歯応えを楽しめるようにした。40グラム入りで税込み291円。ツルヤの県内店舗で販売している。

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