赤岳山荘の敷地にできた人工氷壁=8日

赤岳山荘の敷地にできた人工氷壁=8日

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厳しい冷え込み、人工氷壁の出来良好 八ケ岳・赤岳山荘

信濃毎日新聞(2022年1月15日)

 八ケ岳連峰の登山口の一つ美濃戸口(茅野市)にある山小屋、赤岳山荘近くに今年も人工氷壁が登場した。アイスクライミング用で二つあり、高さ10メートル、横幅8メートルほど。厳しい冷え込みの日が続く今冬は出来もいいという。

 木々にロープを渡し、木の枝などを間に詰め込むなどして12月からポンプアップした川の水をかけながら作ってきた。昨季は水をかけ始めた後に雨が降り、一部が解けてしまったこともあったが、今季は最低気温が氷点下15度ほど、日中の日差しがある時でも氷点下8度ほどと、氷壁作りに好条件の日が続いているという。

 氷壁は同山荘の高野蔦美さん(83)が20年ほど前に作り始め、すぐに登れるため人気だ。「ここ数日の冷え込みでぐっと良くなった」と高野さん。使用料一日2千円。ガイド同伴で登ることができる。

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