軽トラックの上で羽根を飾り付ける久保さん

軽トラックの上で羽根を飾り付ける久保さん

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富士見の未来、羽ばたく羽根に 町民参加のアート作品展示

信濃毎日新聞(2022年8月19日)

 富士見町民が参加して一つのアート作品にするプロジェクト「みんなで描く富士見の未来」の作品展示が19日、同町の富士見高原リゾートで始まる。お披露目されるのは、色を塗って長さ10センチほどの羽根の形に切ったプラスチック板を同リゾート内の桜の木に飾り付けた作品。富士見が未来に羽ばたくイメージを醸し出している。

 プロジェクトは、アートを通じて誰もが活躍できる居場所をつくろうと、町内の合同会社「つくえラボ」やセイコーエプソン労働組合ふじみ支部などが企画。「羽ばたく羽根に思いをのせて」というテーマで、7、8月に町民らが羽根を制作するワークショップが町内各地で開かれ、幼児から高齢者まで計150人ほどが参加した。

 18日はつくえラボ共同代表の久保有美さん(51)が色とりどりに塗られた羽根を桜の木に飾り付けた。種から植物が成長する様子などを町民が車体に描いた軽トラックも一緒に展示する。

 久保さんは「地域が一緒になって制作したことで活動の幅が広がった。ぜひ見に来てほしい」と話している。展示は28日まで。入場無料。夜は午後9時まで作品をライトアップする。9月末以降は「道の駅信州蔦木(つたき)宿」などでも展示する予定。

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