上小地域を中心に活動する上田子ども劇場は8日、上田市の市民の森公園で「忍者修業」と銘打った催しを開いた。園児から小学5年生までの約20人と保護者が参加。頭に風呂敷を巻き、火おこしやチャンバラをして楽しんだ。
五感を使った「修業」で遊んだ後、火おこしに挑戦。木材から煙が上がり、ほぐした麻ひもに火が付くと歓声が上がった。母や兄姉と参加した年長の関結子ちゃん(6)=東御市=は「疲れるけれど楽しい」と話していた。
新型コロナの流行で遊ぶ機会の減った子どもたちに、日頃できない体験をしてもらおうと企画。上田市を拠点に子どもたちの体験プログラムを提供する一般社団法人「あそび心BASEアフタフ・バーバン信州」が協力した。
上田子ども劇場の佐藤真優(まゆ)さん(39)は「年の違う子どもたちが協力したり競ったりしてつながることができた」と手応えを語った。