大法寺の境内を照らす竹灯籠

大法寺の境内を照らす竹灯籠

長野県 祭り・催し

竹灯籠が映す「和のこころ」 青木村の大法寺

信濃毎日新聞(2022年12月30日)

 青木村の大法寺で、大小さまざまな竹灯籠が境内や参道を照らしている。村の有志でつくる「竹灯(あか)りの会」が癒やしを届けようと始めて3年目。同寺の三重塔が来年、国宝指定から70年を迎えることから、「和のこころ」をテーマに飾り付けた。

 七つの大きな竹灯籠は、赤や青など7色に光る発光ダイオード(LED)を仕込んでいる。縦半分に割った竹を11本並べ、5~12ミリの穴で一つ一つ異なるまんだら模様を描いた。境内に続く階段には、雪だるまやトンボなどをあしらった小さな竹灯籠36本が並ぶ。同会が村内外で開いた竹灯籠作りの講習会に参加した人たちの作品だ。

 初めて訪れた上田市別所温泉の50代の公務員男性は「色とりどりできれい。地元なのに催しを知らなかった」。同会会長の上原美智子さん(66)は「毎年違う見せ方をするよう心がけてきた。静かな癒やしの場所になればうれしい」と話している。

 来年1月3日まで(午後5~8時)。今月31日は元日午前1時までともす。

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