小諸市大手のカフェ風飲食店兼宿泊施設「揚羽(あげは)屋」は8日、東京・銀座の県情報発信拠点「銀座NAGANO」で、市内のリンゴ農園や加工業者らとともにりんご製品を並べる「りんごcafe~from小諸」を開く。揚羽屋は地元ゆかりの文豪島崎藤村の没後80年を記念し、リンゴを使った焼き菓子を開発中で、その試食会として企画した。
参加する農家「りんご家SUKEGAWA(スケガワ)」は、サンふじとシナノゴールドの他、リンゴを煮込んだスパイスアップルやジャムなどを用意。ワイン醸造所「ジオヒルズワイナリー」は2種類をブレンドしたシードル(リンゴの発泡酒)を、ヴィーガン(完全菜食主義者)向けのスイーツを手がける市内の安藤明子さん(49)は乾燥させたリンゴのグラノーラなどを並べる。
他に、リンゴ農家「Tome,sFarm(トメズ・ファーム)」、リンゴの枝を組み合わせたバッグ販売の「プランタン」、ステンドグラス雑貨の「ルミエ」が参加する。市の地産地消推進PRキャラクター「こもろん」も登場する。
揚羽屋代表の竹尾智菜美さん(55)は「リンゴのさまざまな可能性を知ってほしい」と話している。午前11時~午後4時。問い合わせは同店(電話0267・31・5593)へ。