青木村の日帰り温泉施設「くつろぎの湯」は6、7日、新春の特別イベントとして村産カボスを湯船に浮かべて入浴客をもてなす。地元農家の男性が約100個を無償提供。爽やかな香りを楽しんでもらおうと、温泉施設を運営管理する村社会福祉協議会が初めて企画した。
社協によると、男性は自宅で消費しきれないので使ってほしいと提供。熟したカボスは鮮やかな黄色で、ほのかに甘く清涼感のある香りが漂う。5日、社協職員が温泉の常連客にカボスを披露すると「いい匂い」「またあしたも来るよ」と評判だった。
カボスを浮かべるのは男女それぞれの大浴場。普段は客の8割が村民、残りは近隣からの利用者という。社協の清水よし江会長(71)は「一風変わったカボス湯を楽しんでほしい」と話している。
午前10時~午後8時半。高校生以上300円、小中学生200円、未就学児無料。