ずらりと並ぶ蘇民将来符。参拝者の列ができた

ずらりと並ぶ蘇民将来符。参拝者の列ができた

長野県 上田・小諸

蘇民将来符に列 にぎわい戻る 上田市信濃国分寺 八日堂縁日

信濃毎日新聞(2023年1月8日)

 上田市国分の信濃国分寺で7日、恒例の八日堂縁日が始まり、六角柱の厄よけのお守り「蘇民将来符」を求める参拝者が列をつくった。境内にはだるまなどを売る露店が並び、にぎわいを見せた。

 蘇民将来符は信濃国分寺や、近隣住民らでつくる組織「蘇民講」がドロヤナギの木を素材に手作りしている。制作から頒布までが国選択無形民俗文化財に指定されている。

 大小7種類を1体千~8千円で頒布。妻や帰省した娘、孫の5人で訪れた市内の川中富雄さん(67)は「みんなが健康で1年を過ごせるように蘇民将来符を受けた。ゴルフなどを妻と継続できたらいい」と話していた。

 信濃国分寺の塩入泰道さん(27)によると、新型コロナの影響が大きかった昨年に比べ参拝者が増えている様子。「蘇民将来符は普通のお守りと違い、ずっと置いておくもの。大切にしてもらい、家の安泰を願いたい」と話した。

 八日堂縁日は9日まで。8日には、蘇民講が作り、七福神などの絵が入った「絵蘇民」も頒布される。

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