山車が激しくぶつかり合った御影新田の道祖神祭り

山車が激しくぶつかり合った御影新田の道祖神祭り

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ガツンと衝突、小諸市の夜熱く 3年ぶりに道祖神祭り

信濃毎日新聞(2023年1月9日)

 小諸市御影新田で7日夜、県無形民俗文化財「御影新田の道祖神祭り」が3年ぶりに開かれた。地域の子どもたちが乗った2台の山車(高さ約5メートル)が激しくぶつかり合う見せ場では、大勢の住民や観光客が大きな歓声を上げ、いてつく夜は熱気に包まれた。

 五穀豊穣(ほうじょう)を願い300年余り続く行事。2021年と22年は新型コロナウイルスの影響で中止になった。

 山車2台は、それぞれ地元の道祖神に参拝した後、集落中央の「御影コミュニティセンター」前に進み、午後7時ごろ向き合った。06年結成の「御影天領太鼓」が勇壮な曲を演奏し終えると、20メートルほど助走して勢いを付けた山車同士が「ガツン」と音を立てて激突。一瞬、山車が浮き上がるほどのぶつかり合いは1時間以上続いた。

 祭りの世話人会会長の土屋裕一さん(64)は「待ち望んでいた祭りが開催できて本当に良かった」。訪れた写真愛好家らは「すごいね」と興奮していた。

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